精神的に病んでいる時に恋愛をしない方がいい理由|メンタルが不安定な時ほど、まず自分を整える

今までしてきた恋愛を振り返ると、私にとって最も多くの学びがあったのは、精神的に病んでいる時や、心が不安定な時期に出会った女性との恋愛でした。

あの経験があったからこそ、自分自身について知ることができた。

人を愛するとは何なのか。
依存とは何なのか。
自分を大切にするとはどういうことなのか。

たくさんのことを教えてもらいました。

だから、その経験そのものを後悔しているわけではありません。

むしろ、経験できて良かったと思っています。

ただ、その一方で、身にしみて分かったことがあります。

寂しい時ほど、誰かにそばにいてほしくなります。
自分に自信がない時ほど、誰かから「好き」と言ってもらうことで、自分の価値を確認したくなることがあります。
孤独な時ほど、目の前に現れた人が運命の人のように感じることもあります。

でも、そんな時だからこそ、一度立ち止まってみる必要があるのだと思います。

なぜなら、恋愛は自分の心の状態を強烈に映し出すものだからです。

この記事では、私自身の経験をもとに、なぜ心が不安定な時に恋愛を始めない方がいいと感じているのか。

そして、幸せな恋愛をするために、恋愛より先に何を大切にすればいいのかについてお話しします。

目次

心が不安定な時ほど「相手をそのまま見る」ことが難しくなる

恋愛は自分を映し出す鏡

今までの経験から、私が強く感じていることがあります。

それは、

ということです。

もちろん、相手は自分とは異なる人間です。

生まれ育った環境も違えば、価値観も、性格も、人生経験も違います。

それでも、誰かと深く関わると、自分一人で生きている時には見えなかったものが次々と表に出てきます。

  • 寂しさ
  • 嫉妬
  • 執着
  • 承認欲求
  • 見捨てられることへの恐怖
  • 自分に対する自信のなさ
  • 「愛してほしい」という気持ち

相手を通して、自分の内側にあったものと向き合わされるのです。

そして、心が不安定な時には、相手を見る目そのものも不安定になりやすい。

私はこれを、「歪んだ眼鏡をかけている状態」だと考えています。

歪んだ眼鏡をかけていると、違和感が見えなくなる

心が透き通っている時には、

  • 「この人とは価値観が合わないな」
  • 「なんとなく一緒にいると苦しいな」
  • 「この関係は自分を大切にできていないな」

と感じられることがあります。

ところが、孤独や不足感で心がいっぱいになっていると、その小さな違和感を見落としてしまうことがあります。

たとえば、本当は相手の言動に傷ついている。

でも、

「私のことを好きと言ってくれているから」

と我慢してしまう。

本当は価値観が大きく違っている。

でも、

「この人を逃したら、もう誰も現れないかもしれない」

と思って目をつぶってしまう。

あるいは、ただ寂しさを埋めてくれたことを、

「この人こそ運命の人だ」

と思い込んでしまう。

私自身にも、そういう経験がありました。

心に不足があると同じような人を引き寄せる

それは「同じ状態の人が必ず引き寄せられる」という単純な話ではないと思っています。

むしろ、自分の心に余裕がないからこそ、普段なら気づけるはずの違和感を見落としたり、自分の不足を埋めてくれそうな人を魅力的に感じたりする。

そうして、通常の自分であれば選ばなかったかもしれない相手を選んでしまうことがあります。

最初は隠せても、違和感はいずれ表に出てくる

恋愛の始まりには、強い感情があります。

好き。
会いたい。
触れたい。
もっと一緒にいたい。

その感情が強い間は、多少の違和感があっても見えなくなることがあります。

しかし、一緒にいる時間が長くなるにつれて、お互いの価値観や生き方は少しずつ剥き出しになっていきます。

最初は我慢できていたこと。
なんとなく引っかかっていたこと。
見ないふりをしていたこと。

それらを、無視できなくなる時がやってきます。

そして最終的に、

「この人とは一緒に前へ進んでいけない」

と気づく瞬間が訪れることがあります。

別れた後、心が落ち着いてから過去を振り返ると、

「なぜ私は、あの人を選んだんだろう」

と思うかもしれません。

自分を責めたくなるかもしれません。

でも、私はそれも一つの経験、一つの学びなのだと思っています。

当時の自分には、当時の自分なりの理由があった。

寂しかったのかもしれない。

愛されたかったのかもしれない。

自分の価値を誰かに証明してほしかったのかもしれない。

その経験によって、自分の中にある不足や傷に初めて気づくこともあります。

だから、過去の恋愛をすべて「失敗だった」と考える必要はありません。

ただし、同じことを何度も繰り返してしまえば、少しずつ自分自身が疲弊していきます。

  • 「もう恋愛なんてしたくない」
  • 「どうせまた傷つく」
  • 「人を信用できない」

そんな状態になってしまうこともあります。

だからこそ私は、恋愛を始める前に大切なことがあると思っています。

恋愛より先に、自分を整える。自分軸で生きる

では、心が不安定な時には何をすればいいのでしょうか。

私はとてもシンプルだと思っています。

まず、自分を幸せにすることです。

恋愛をすることより先に、自分の人生を生きる。

自分が何を好きなのか。
どんな場所で暮らしたいのか。
誰と過ごしたいのか。
何をしている時に心が落ち着くのか。
どんな人生を歩んでいきたいのか。

それを少しずつ知っていく。

誰かが現れなくても、今日をそれなりに幸せに過ごせる。

一人でご飯を食べても大丈夫。

一人で眠っても大丈夫。

誰からも連絡が来なくても、自分の価値が下がったように感じない。

そして、

「誰かに幸せにしてもらいたい」

ではなく、

「私はすでに自分の人生を生きている。その人生を一緒に歩きたい人と出会えたら嬉しい」

と思える。

私は、この違いはとても大きいと思っています。

「不足を埋めてもらう恋愛」は苦しくなりやすい

不足を埋めてもらう

自分の中に大きな不足感がある時、私たちはそれを恋愛によって埋めたくなることがあります。

寂しいから、一緒にいてほしい。
自信がないから、愛していると言ってほしい。
不安だから、毎日連絡してほしい。
自分には価値がないと思っているから、必要としてほしい。

もちろん、恋人に何かを求めること自体が悪いわけではありません。

人間は一人では生きていません。

支え合うことも、甘えることも、助けてもらうこともあります。

一瞬、不足は補われる

問題になるのは、

「相手がそれをしてくれなければ、私は幸せでいられない」

という状態です。

時間と共に不足は変形し、求めるものが異なる

すると恋愛には、少しずつ条件が増えていきます。

  • 連絡してくれるあなたが好き
  • 優しくしてくれるあなたが好き
  • 私だけを見てくれるあなたが好き
  • 寂しさを埋めてくれるあなたが好き

仕事が忙しくなって、連絡が減った。

相手の気持ちが少し変化した。

自分の思い通りに動いてくれなくなった。

その瞬間、愛そのものまで揺らいでしまう。

私はこれを、「条件つきの恋愛」だと考えています。

そして、これは相手だけの問題ではありません。

自分が不足を埋めるために相手を必要としているなら、自分自身もまた、相手に条件を求めています。

「違う。本当にこの人を愛している」

と思うかもしれません。

もちろん、その気持ちは嘘ではないでしょう。

それでも、自分の中にある大きな穴を相手に埋めてもらおうとしている限り、愛の中に依存や恐れが混ざりやすくなります。

だからこそ、まず自分軸で生きる。

自分のために生きる。

自分の幸せを、自分自身でも育てていく。

恋愛を人生の中心にするのではなく、自分の人生の中に恋愛がある状態をつくる。

それが大切なのだと思います。

整った自分だからこそ、整った関係を選べる

先ほど、恋愛は鏡だとお伝えしました。

だから私は、自分の心が整ってくると、恋愛そのものも変わっていくと感じています。

ここでいう「整っている」とは、悩みが一つもない完璧な人間になることではありません。

悲しい日はある。

寂しい日もある。

不安になることもある。

過去の傷だって残っているかもしれない。

それでも、自分の感情をすべて相手に処理してもらおうとしない。

自分の「嫌だ」を自分で感じられる。

相手にNOと言える。

一人になることを必要以上に恐れない。

相手から嫌われることを恐れて、自分を曲げ続けない。

そして、自分を大切にしてくれない相手から離れることができる。

私は、そういう状態を「整っている」と考えています。

不足を埋めると、不足のあるパートナーはいなくなる

そして自分が整ってくると、不思議なことに、以前なら魅力的に感じていた相手に魅力を感じなくなることがあります。

というより、

「この人は私には合わない」

と早い段階で気づけるようになります。

相手が悪いわけではありません。

自分が偉くなったわけでもありません。

ただ、自分の輪郭がはっきりしたことで、自分に合う人と合わない人が見えるようになっただけです。

そういう意味で私は、

整った自分には、整った相手がやってくる

というより、

のだと思っています。

これは大きな違いです。

自分が整えば、整った相手がやってくる

恋愛を休むことは、愛を諦めることではない

もし今、心がとても不安定なのであれば、無理に恋愛をしなくてもいいと思います。

周りが結婚しているからといって、焦らなくてもいい。

年齢を理由に、目の前の人にしがみつかなくてもいい。

一度、恋愛から離れてみる。

そして、自分の身体や心に意識を戻してみる。

よく眠る。
ちゃんと食べる。
身体を動かす。
自然に触れる。
好きなことをする。
安心できる人と話す。

必要であれば、専門家の力を借りる。

恋愛を休むことは、愛を諦めることではありません。

むしろ私は、

次に誰かを愛するとき、その人をもっと自由に愛するための時間

なのだと思っています。

自分を満たす。

自分を知る。

自分の人生をつくる。

そして、一人でも幸せに生きられる自分になっていく。

その先で誰かと出会った時、

「あなたがいないと私は幸せになれない」

ではなく、

「私は私で幸せ。でも、あなたと一緒に歩めたら、もっと面白い」

と言える関係になっていく。

私は、そんな恋愛の方がずっと自由で、心地よく、長く続いていくのではないかと思っています。

恋愛の相手を探す前に、まず自分の人生を整える。

誰かから愛されることを求める前に、自分自身の声を聞く。

そして、自分の幸せのために生きる。

遠回りのように見えて、

それが幸せな恋愛に向かう、一番の近道なのかもしれません。


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性、身体、女性性・男性性、人と人とのつながり、自分との向き合い、
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この記事を書いた人

目合ひに出会ってから、セックスに戻れなくなりました。

セラピスト・カウンセラー・目合ひの人

性欲も、睡眠欲も、食欲も。
人間に自然に備わっているものを否定せず、
自然の流れに沿って生きることを探究しています。

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