夫婦のコミュニケーション不足がすれ違いを生む理由と改善方法

カウンセリングを通して、仲の良い夫婦には、良好なコミュニケーションが欠かせないことが分かってきました。

これを知らない方が多いのですが、

「コミュニケーション」は人によって解釈が違います。


 

より大きな視点(マクロの視点)で見ると、男性と女性ではコミュニケーションの捉え方そのものが異なります。

ただ、これを前提にしないまま夫婦でコミュニケーションをとってみようとするとうまくいかなかったり、

「なんで分かってくれないの?」

というイライラに繋がったりすることもあります。


 

でも大丈夫です。


 

この前提を理解した上で言葉を交わせば良好な夫婦関係を築きやすくなります。

この記事では夫婦でコミュニケーションをとるときに意識することやしたらNGなことなどを紹介し、愛する人とまいにちをより豊かに過ごすノウハウを紹介させていただきます。

夫婦のコミュニケーションがすれ違い、不満の様子を表している
目次

うまく伝わらない夫婦間のコミュニケーションについて

夫婦関係がうまくいっていないという相談をよく受けます。

その中で共通するのがコミュニケーションが上手く伝わっていないこと。

例えば:

奥さんが「可愛い」と思って旦那さんのために購入したお茶碗が、彼にとって色合いやデザインが好みではなかったから、

「このお茶碗でご飯は食べたくない」と伝えると奥さんは傷付き、喧嘩になり、数日話さなかった。



自分の気持ちを伝えたからしっかりコミュニケーションをとったと勘違いする人が多いです。

しかし、これは伝えたいことの一部しか伝わっていません。そして本当の思いが隠されて明らかにされないまま会話が終わってしまっています。

旦那さんは、奥さんが自分のことを思ってお茶碗を買ってくれたことに感謝しています。ただ、お茶碗の色やデザインが自分の好みに合わなかっただけなのです。本当は嬉しいし、「ありがとう」という気持ちでいっぱいでした。

つまり、旦那さんは説明が足りなかったのです。

奥さんは旦那さんがなぜ購入したお茶碗で食べるのが嫌なのか。好奇心を持ってそこを問うということをせず、

なんで私が選んだものはいつも嫌なの?

と自分の中で勝手に決めつけてしまった

旦那さんがどうしてそのお茶碗が嫌なのか?

彼は何を感じ、何を思っているのかをを好奇心を持って「どうしてそう思ったの?」と尋ねることをしなかったのです。

上記のような例が日常のありとあらゆるところで起きています。

そしてそれが少しづつ怒りやなんらかの感情として積み重なっていき、もうこれ以上蓋できないというところまでくると爆発し、喧嘩や取り返しのつかない状況に発展してしまうことがあります。

(浮気や不倫をしているクライアントから相談をいただくことがありますが、ここまで関係が悪化している場合、夫婦間で話すこと自体がほとんど減っています。

「子供の迎えをお願いします」「今日は◯◯時に帰ってきます」など、単なる報告に限られたり、ほとんどの場合LINEなどのやり取りで終わらせたりと。

一緒の空間にいても相手の目を見て話さなくなってしまったり。とにかく自分の中で相手が〇〇で〇〇だからすごく嫌いと相手を知ったつもりになり、一緒の空間にいたくないという状態になってしまいます。

コミュニケーションは男性と女性で異なる

カウンセリングを通して興味深いことに気づきました。それを簡単にまとめると、

男性は一言少ない

女性は一言多い

(私のカウンセリングでは、このような傾向を感じています)

男性は一言少なくて女性が一言多いことを表す画像

男性は一言少ない

男性は、本当に思っていることや感じていることをを言葉にしてパートナーや愛する人に全て伝えられていないことが多いです。

これは好き。これは嫌い。これは嫌。

という風に伝えればそれでコミュニケーションを取れていると勘違いしている方が多いのが見受けられます。でも、その先にあることの方が実は一番大事なのです。

私は〇〇ということを大事にしているからこれをしたいと思っている。〇〇という出来事があったからこれが嫌い。〇〇という理由でこれが嫌になった。

自分の言ったことに対しての背景を伝えることを意識して言葉にすることを癖にすることがコミュニケーションをとる上で大事になってくると感じています。


でも私のパートナーはいつも一言多い

そのように感じる女性もいるでしょう。

ただ、ここでいう一言は中身のない言葉が少ない一言に乗せられていることが多く、実際にパートナーが本当に思って感じていることがほとんど乗っていないということの方が多いかと思います。

そしてその中身のない言葉を率直に受け取ってしまうと喧嘩につながり夫婦仲を悪化させる原因になってしまいますので気をつける必要があります。

女性は一言多い

女性は感じていることを伝える時の言葉が多かったり、話の方向性がぶれたり、相手が言ったことに対して自分の中で一言多く付け足して決めつけてしまうことが多いです。

〇〇はいつもこうなんだから。あの時もこうだったし、なんでもいつもこうなるの?

自分のパートナーを分かったつもりになって彼のとる行動をすでに自分の中で決めてしまっているパターンが多いのが見受けられます。頭の中であらゆるシミュレーションをして、彼の性格や行動を作り上げてしまっているのです。それを前提にしてしまい、話してしまう。

これを自覚しないまま、

コミュニケーションをとっているつもりだ

と自分の中で納得してしまうからギャップが生じて、そのギャップがどんどん大きくなっていきます。

そして、関係が悪化してしまい取り返しのつかないところまで発展するという状況になります。

でも一言少ない女性もいる

そのように感じる人もいるでしょう。

ただ、このタイプの女性は自分軸で生きていなかったり、自分の人生を旦那さんに握られていると思い込んでいるため、何か強く言って離婚されたらどうしよう、お金をもらえなくなったらどうしようなどという不安が働いているため、自分の言いたいことに蓋をしてしまっているのです。

心の中では、さまざまな言葉や決めつけが生まれています。ただ、それを口には出していないというだけなのです。

では、どうすればいいの?

解決方法は意外と簡単ですが、自分に正直になる必要があります。

(自分軸で生きることが夫婦やカップルにとってなぜ大事なのかをまとめた記事を書きました。以下をご覧ください。)

自分に正直になると夫婦のコミュニケーションが改善していく

自分に正直になるとはどういうこと?

先ほど紹介した「男性は一言少ない・女性は一言多い」という傾向を前提として、自分自身を見つめること。

つまり、男性であれば、

「僕はいつもひとこと少ないから奥さんに話すときはもっと自分の気持ちや感じていることを伝えるようにしよう。そしていつも彼女がいてくれて感謝していることも言葉にしよう」

女性であれば、

「旦那さんの言葉が足りないと感じたらもっと深掘ってみよう。彼の言葉で勝手に結論を作らないようにしよう。もっと好奇心を持って彼の気持ちを探ろう」

上記のような前提を持っておくと相手と接する時に、より落ち着いて、より心の余裕を持って、

よりよいコミュニケーションを取ることができるようになります。

もっと豊かなまいにちへ

結婚当初、死ぬまで幸せな日々を一緒に過ごそうと夢見た二人。

なんらかの接点があり、将来のビジョンが重なっていたから一緒になった人がほとんどだと思います。

夫婦生活は一緒に創り上げるもの。

だからこそ、自分に正直になることで相手に正直になれる



それがより良いコミュニケーションにつながると、これまでのカウンセリングを通して感じています。気持ちを言葉にすること。そしてそれを出すことを拒まないこと。そしてお互いの言葉を聴く姿勢を持つこと。

それが良好な夫婦関係を維持する上で何よりも大事だと思います。

ふたりの毎日がもっと豊かになることを願っています。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

と終わりたいところですが、

この記事には続きがあります。

なぜなら、夫婦にとって最強のコミュニケーション術があるからです。そしてこのコミュニケーション術を使用できるようになると夫婦だけでなく、友達、両親、同僚、いろんな場面に役に立つからです。

コミュニケーションの視点について詳しく表している画像


この記事で紹介したコミュニケーションはあくまで表面上で起きていること。より焦点を絞ったミクロの視点です。

続きの記事では、より視野を広げたマクロの視点から、最強のコミュニケーション術についてまとめています。

これを知ることで夫婦関係は本当にすごいところまで良好になると感じています。


ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

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この記事を書いた人

セラピスト歴約3年。施術・カウンセリングを通して、スキンシップが心身や夫婦・カップルの関係に与える影響を研究しています。

現場での経験と科学的な知見をもとに、触れ合いの大切さを発信しています。

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